クノッソス石鹸の発祥地、クレタ島の紹介

クレタ島は、牛頭人ミノタウロスと迷宮ラビリンスの伝説の舞台となった、エーゲ海にある美しい島です。

人口は約60万人。大きさは広島県ほど(8336k㎡)。ギリシャ国内では最大、地中海全体では5番目に大きな島です。
地中海をはさんでアフリカ大陸とも向かい合っており、島の南端から300kmでアフリカ大陸に到達します。

気候は典型的な地中海性気候で、平地は冬でも温暖ですが、山がちな島で、島内には4つの山脈が切れ目なく続き、2000mを超える山々は雪で覆われることもあります。涼しい山岳地帯ではアーモンドなどのナッツ類、低地では、ギリシャ本土では栽培できないバナナやアボカドなど熱帯から亜熱帯の作物、その中間ではオリーブやブドウが栽培されています。

主要都市は、島の北海岸に位置するイラクリオン市、レシムノ市、ハニア市の3都市で、それぞれハイウェイで結ばれています。
イラクリオン市は、現在クレタ島の行政の中心地。迷宮ラビリンスがあったとされ、またこの石鹸の名称の由来となったクノッソス宮殿は、イラクリオン市の郊外、車で10分ほどの場所(5km南東)にあります。

島の西部に位置するハニア市とレシムノ市はヴェネツィア領時代の影響を色濃く残した美しい町。ハニア市の近郊には、ヨーロッパ随一の深さを誇るサマリア渓谷があり、夏にはトレッキングを楽しむ人たちで賑わいます。他にも、アギオス・ニコラオス、マタラ、アギア・ガリニなどのビーチリゾート、クノッソス、マリア、フェストスなど古代遺跡があります。

また、この島は、最初期のキリスト教会があった場所であり、伝承によれば、新約聖書のパウロ書簡の一つ、テトスの手紙は、この島で主教をしていたテトスへ向けて書かれた手紙です。

オリーブオイル発祥の地、地中海式ダイエットで有名なクレタ料理、ミノア文明の出土品の展示で有名な考古学博物館などなど、この島の魅力は尽きません。
夏にはヨーロッパ各地から大勢の観光客が訪れる観光地であり、実は「ギリシャで一番豊かな地域ではないか」と言われています。
 

 

<クレタ島の基本情報>
人口: 621,340人(2011年現在)
面積: 8,336k㎡
人口密度: 75人/k㎡
気候: 地中海性気候
産物: オリーブ、ブドウなど
最高峰: イディ山 標高 2,456m

飛行便:アテネ市より中心都市イラクリオン市まで、毎日10便運行。所要50分。片道€89〜。
船便:アテネ市近郊のピレウス港からイラクリオン港まで、毎日1〜4便。所要時間6〜9時間。料金€32〜。

 

 

クレタ島について詳しく知りたい方はこちら
[橘玲の世界投資見聞録] エーゲ海の豊かな島・クレタ島で ギリシアという「国」について考える
https://news.nicovideo.jp/watch/nw372740
Wikipedia クレタ島
https://w.wiki/8h6c

クレタ島の風景動画(ドローン撮影)
https://www.youtube.com/watch?v=T3dWBalOLo8
クレタ島とミノア文明がよく分かる動画
https://www.youtube.com/watch?v=wLWn_MI5V2c